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代表者あいさつ

代表取締役社長 橋本 博一

代表取締役社長
橋本 博一
「継続」と「漸進」

我々は、1983年、情報サービス企業として創業しました。この時に、キーワードとして、頭に浮かんだのが「継続」という言葉です。それは、単なる企業ではなく永続的な企業になりたいという強い思いでした。この思いをベースに、「我々は100年企業を目指す」決意を固めました。この100年は決して限定した期間という意味ではなく、永続的な時間の象徴だと考えています。現在、大阪には1430年の歴史を誇る日本最古の企業があります。我々は、大きな先達をすでに持っているのです。

しかし、年月の重みを一朝一夕に集積することはできません。現実は、「継続」という言葉よりはるかに重く困難なものです。我々は、一歩一歩進むことが最善の方法だと知っています。

現在、我々は紙媒体として月刊誌4誌を発行していますが、その毎号毎号を階段の一段にみたてています。その階段を一段一段上っていくことで、年月の重さを積み重ねていこうと考えています。つまり、その階段が1200段になれば、おのずと100年の年月は積み重ねられるのです。そして、その積み重ねが評価され、信頼になるのだと思います。

現代社会では、スピードが要求されます。そして、我々情報を扱うものにとっては重要なことは、「スピード」「量」「正確さ」です。その中でもスピードは最も重要なものです。しかし、仕事におけるスピードとは別に、我々のあゆみは「漸進」、すなわち、着実に一歩一歩づつ進むことであるべきだと考えています。100年の時の長さを、新幹線のように走り抜けることも一つの答えであり、あまたのライバルに打ち勝つためにもスピードは不可欠です。しかし、私たちは、別の答えで望みます。それは、「漸進」です。人の成長と会社そのものの成長をあわせ、スピードそのものを手段としない考え方です。これには、リスクが伴いますが、それ以上に得るところが多いと確信しています。

現在、我々は約30年の年月を重ねました。そして、「漸進」しています。しかし、今がどんなに順調であっても、それだけで満足することは決してありません。どんな組織も、今いる場所が必ずしも未来の場所ではないという宿命を負っているのです。常に向上できる、常に進歩できる、常に新たな可能性を見つけられると我々は考えています。そして、今という時間に最大の努力を払うことが、歴史と誇りを作ることになるのです。

私は、未来への誇りと一歩一歩の「漸進」をともに担う人々がここに集まっていることに心から感謝しております。